器へのこだわり

「鑓水焼」発祥のルーツ

料亭としてスタートした日本閣は「お客様の喜ぶ顔が見たい」というその一念で、おもてなしの贅・祝宴の菜を追い求めてきました。料理の道を追及すればするほど「日本閣の料理に出会う器は、日本閣で創りたい」と強く思うようになり、八王子市鑓水に所有する広大な農園に陶芸工房を作りました。地方の名前から「鑓水焼」とし、婚礼料理に合わせた鑓水窯オリジナルの食器を作製してきました。現在は、八王子から東中野に工房を移し、結婚式の祝宴にふさわしい器を作り続けています。

鑓水焼のこだわり

ひとつひとつの作業が全て手作業で行われる鑓水焼。作る器に合わせて土をブレンド。まだ見ぬ新郎新婦への祝福の気持ちを込めて丁寧に作ります。手作業だからこその味わいが、そこにはあります。

器作品集

「日本閣の料理に出会う器は、日本閣で創りたい」そんな想いから生まれた結晶-日本閣オリジナル「鑓水焼」の数々をご紹介します。

色絵百人一首尺角皿

万葉歌人や六歌仙、女流歌人に隠者や武士を様々ないにしえの読み手が歌う、恋の歌・季節の移ろいの歌。古代の雅を繊細に絵画的に一皿一皿手書きした、鑓水窯の代表作。表面と裏面に上の句・下の句を描き分けた、一皿全てが壮大かつ絢爛な歴史絵巻となります。「いにしへの 奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな」伊勢 大輔

銀彩スープ皿

鑓水窯の歴史が産み出したオリジナルの釉薬・透明釉を使用し、原料となる京都の上石との絶妙のハーモニーで、単純な白色ではない青みがかった深みのある月白の色合いが印象に残ります。銀の縁取りとあわせて、まさに月の冴え冴えとした美しさそのものを連想させる気品ある作品です。

蓋付光琳

日本の四季の中で、特に季節感あふれる風物に彩られる情緒豊かな春と秋。その情緒を蓋の前面・後面に描き出した、季節をテーマにした一皿。春には梅や桜を鮮やかに。秋には紅葉と菊を味わい深く。金箔の華やかさが、蓋をあけて広がる雅の世界へ誘います。

織部蓮の葉皿

モチーフは、日本古来より宗教的に崇められている蓮の葉の一葉。不純物を含まず、その高潔さで定評のある「信楽の土」を使用し、たたら造りで成型し、1200度の高温で焼き上げたその群青の色合いは、泥水の中からまっすぐに茎を伸ばし、汚れもせずに、美しい花を咲かす蓮の、力強い美しさを表現しております。